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朝8時30分に集合し、われらが「かすうどんチーム」の機材を積んだトラックの到着を待ちました。県立体育館前の広場は、24の団体が搬入と出店準備に忙しく、混雑しているため、なかなかトラックが入って来られません。やっとの思いで、トラックから机や椅子、鍋やコンロ、ガスボンベなどを降ろしました。ふと隣を見ると、「高退連」の人たちが、何やら困った表情をしていました。どうも頼んでいたテーブルと椅子が来ないということのようです。そこで、全ての人の幸せを願う民主党和歌山県連は、「よろしかったらどうぞ」とテーブル2台と椅子6脚を貸して差し上げました。ふと気がつくと、かすうどんを何度も手がけている中心メンバーは、目を見張る手際の良さで準備を完了させていました。1杯30
0円のかすうどんであるが、お昼までは随分時間があるため、最初はなかなか売れませんでしたが、お昼が近づくにつれて順調に売れ出しました。昼過ぎごろから、雨がちらつきだしました。ここでまた驚きの速さで、用意していたテントを立ち上げ、うどんを食べていただく人に快適な環境を提供することに成功しました。いよいよラストスパートに入り、ここで岸本周平の大活躍が始まりました。なんと彼は、外販部隊へと変身したのであります。すかさず注文を取って帰って来て、「かすうどん10杯お願いします」と、優秀な営業マン振りを発揮していました。出来上がると、何かのケースの蓋をお盆代わりに、こんどはデリバリーに走っていきました。彼の機敏な動きが呼び水となり、かすうどんは見る見る売れていき、ついに目標の300食以上を達成しました。労働の後のとても心地よい気分の中では、片付けも楽しく、みんなで拍手して、成功を祝いました。