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平成18年4月26(水)

LINKS和歌山第3回研究会
 去る4月26日(水)ホテルグランヴィア和歌山において、16時00分から、拓殖大学海外事業研究所所長で、元外務省の森本敏氏を講師にお招きして、「LINKS和歌山第3回研究会」が開催されました。岸本周平は、遠路お越しいただいた森本氏にお礼の言葉を述べさせていただき、森本氏の略歴を紹介した後、ご登壇いただきました。会場に集まった100名を超える参加者は、待ちわびていた森本氏のご登壇に、感謝の気持ちをこめて盛大な拍手でお迎えしていました。森本氏は、「私の考え方は民主党とは一線を画すが、今の民主党には、大いに期待する政治家が2名だけいる。一人は東京の長島さんだが、もう一人がこの岸本さんである。」と述べられました。
 本題に入り、森本氏は対中国政策を例に挙げ「アメリカは中国が将来どういう戦略を打ってくるか分からないから、いろいろな場合を想定して、いくつもの手を打っておくが、日本は分からないからと何もしない。」と危機管理に対する日本の甘さを指摘されました。さらに、今後の日本について、「人口の減少、超高齢化が進み、国力が小さくなる中で、大国になる必要はないが、少なくとも周りの国から脅威を受ける国であってはならない。コンパクトで清潔で、治安が良く住みやすい国というのが私の理想である。そのためには国家の安定と防衛が必須である。」と述べられました。
 森本氏と岸本のディスカッションに入り、日米同盟、米軍再編問題などについて意見を交換しました。森本氏は、「日本を取り巻く客観情勢を見たときに、防衛力を削減できる状況にない。削減となると日本のやり方は全て一律カットで、プライオリティを付けないから、必要な部分までカットされる。」と述べ、岸本は、「その通りで、予算を付ける側は、素人でプライオリティを付ける能力を持っていない。」と述べました。また、森本氏は、「日本は、何が国家価値なのか、何が国益なのかが明確に定義されていない。だから、日米同盟を始めとして、様々な外交政策について説明ができない。本当の民主主義国家になりえていない。」とも述べられました。それについて、岸本は、「私も全く同感です。」と答えていました。
 会場からはたくさんの質問が投げかけられ、それに森本氏は丁寧に的確におこたえいただき、森本氏、岸本、そして会場の参加者と一体となって活発な議論が繰り広げられました。最後に岸本は、「外交・安全保障問題という非常に難しい問題を大変分かりやすく説明してくださいました。」と森本氏にお礼を述べさせていただき、会場からも大きな拍手が沸き起こり、約2時間という時間が本当に短く感じられる研究会は幕を閉じました。

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