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平成18年4月12日(水)

「つわぶき授産工場」・「小倉園」見学
 岸本周平は、大蔵省在籍時代に社会福祉関係の予算を担当していたことがありました。その時から、現場の思いを反映しない全国一律の法律づくりのあり方には疑問を感じていました。そして、昨年和歌山に帰ってきてから、その思いは一層強くなりました。岸本の思ったとおり、全国一律の基準は地域の特性や様々な現場の状況においては、たくさんの矛盾を引き起こし、現場の方々は国が決めた法律に対応していくために、大変な苦労をされている。机上で官僚が考えていることは、実際の現場で起こっていることを必ずしも反映しているとは言えない。いや、官僚のペン先ひとつで、苦労を強いられる人がたくさんいらっしゃる。アメリカにいるときも含めて、様々なチャレンジドに対するボランティア活動を行ってきた岸本を政治の道に駆り立てたのは「人が自分の意志や能力でいかんともしがたいこと、たとえば性別や障害のあるなしなどで機会を与えらないことや差別されることのない社会をつくりたい。」という思いでした。そんな岸本も、日々の自身の活動は自分だけのためであって、何ら世のため人のためになっていないことに胸を痛めていました。そして、政治の道を志した初心に立ち返り、障害(児)者やその保護者のために、その人たちと一緒に何かを始めようと岸本は動き始めました。岸本は、障害者自立支援法の理念は理解しつつも、一律の一割負担には疑問を感じ、授産施設等での就労者でも月収1万円未満の人が77%にも上るという現状を何とか変えていく手立てはないものか思い悩んでいました。そのためには、まず現場を知ろうと思い立ち、人づてにいろいろな福祉関連施設を訪ね、現場の声を聞いて回ることにしました。
 今月に入ってから6箇所の施設を見学させていただき、今日は通算8ヶ所目の見学となる『つわぶき授産工場』と『小倉園』にお邪魔させていただきました。つわぶき会の岩橋秀樹事務局長さんから、今般スタートした障害者自立支援法の問題点や障害者福祉の現状についてご教示いただき、施設内を見学させていただきました。コピー機の部品の組み立てや木工作業の現場、お弁当パックの封入作業の現場などを拝見しました。岸本は、微妙な調整が要求される部品組立や難しい木工組立、封入作業などを、もの凄い集中力で黙々と続けている障害者の皆さんの姿に感動していました。それぞれの現場では、それぞれに異なる課題を抱えていることもよく理解できました。障害者自立支援法のスタートにより、施設で暮らす軽度の障害者は、地域に出て自立して暮らさなければならなくなります。しかし、今の地方の現状はというと、それに対応する受け皿や体制の整備が著しく立ち遅れています。岸本は、福祉的就労の場の確保はもとより、企業の理解を得ながら一般就労の場の確保を進めていかなければならないということ、そして、障害者の方々が地域で暮らしていける受け皿づくりや地域の人々との交流を促進していかなければならないと再認識していました。そのために、自ら動いていこう、障害者や家族、その人々を支える福祉関連組織、そして地域の人々、企業、行政をつなぐパイプ役として少しでもお役に立てるよう活動していこうと決意を新たにしていました。


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