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平成18年3月14日(火)

公共政策プラットフォーム(PLATON)BBL

場所:参議院議員会館第1会議室
 民主党のシンクタンクとして発足した中間法人の公共政策プラットフォーム(PLATON)では、毎週1回、BBL(ブラウン・バッグ・ランチ)が行われています。BBLとは米国の大学などで広く行われている方法で、講師も参加者もそれぞれ自分の昼食となるサンドイッチなどを茶色の紙袋(ブラウン・バッグ)に入れて、三々五々集まってきます。これだと、主催者側も昼食の用意が要りませんので、簡単に昼間の勉強会が開けるメリットがあります。
 岸本は2月から公共政策プラットフォームの客員上席研究員に任命されています。これまでの経験を生かして、政策面でのアドバイスをする仕事です。今回は、BBLのモデレーターとして、企画と司会を担当しました。
 講師は経済産業研究所の上席研究員である山下一仁さんで、「グローバル化と人口減少時代の農政改革」についての講演をお願いしました。山下さんは農林水産省の出身で、EU日本代表部勤務を始め、OECD農業委員会の副議長を務めるなど国際派の官僚です。
 山下さんは、食料自給率が79%(1960年)から40%に低下したのは、米価を引き上げてきた日本の農政の失敗が原因であると指摘し、大規模農家に経営資源を集中させるために、対象を絞った上で、農家に直接の所得保障をすることの重要性を指摘しました。そうすれば、高い関税で日本の農業を守ることで、FTA(経済連携協定)交渉の障害となってきたこれまでの農政も転換できるのです。
 さらに、山下さんは米の一人当たり消費量が過去40年間で半減してきた上、今後の人口減少のトレンドを加味すると、2050年頃には米の総消費量は現在の9百万トンから3千5百万トンに減少すると推計しています。そうなると、現在の水田面積270万ヘクタールのうち、50万から70万ヘクタールの水田で十分となるため、200万ヘクタールの水田が転作の対象になるはずなのに、農林水産省はこの事実を国民に示していないと批判しました。
 会場には衆・参の国会議員や政策秘書に加え、エコノミストも参加し、活発な質疑が行われました。司会を担当した岸本もたいへん勉強になった会合でした。



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