岸本周平は、政治・経済・文化などの各界で活躍する和歌山に縁のある人物を招く「ゲストカフェ」のコーナーに生出演しました。放送は、岸本周平の人生を振り返り、間に思い出の曲を織り交ぜながら進みました。
最初に、民主党和歌山県連代表として、メール問題を巡る民主党の不手際をお詫びさせていただきました。その後、自身の著書である「中年英語組」のネーミングの由来やアメリカでのエピソード、映画好きの自身が官僚時代で一番楽しかったという経済産業省の文化情報関連産業課長時代の話をしました。
少年時代からは、小学校から帰って、やることがないから本を片っ端から読んで、小学校の図書館の本を読破し、県立図書館の子どもコーナーの本もほとんど読破したこと、親に初めて買ってもらった本が「シュバイツァー博士」の伝記で、そのことが物凄くうれしくて何度も何度も読み返した思い出などを話しました。
それから、あまり授業に出ず、映画ばかり見ていた学生時代や、法律の勉強を始めたらはまってしまって、弁護士を志したが2度の司法試験に失敗し、上級国家公務員試験に合格したこと、仕事をしていて面白かった古き良き官僚時代の話、プリンストン大学で、自身で申し出て研究員から講師にしてもらったが、学生からの質問が理解できなくてうまく誤魔化した苦労話などをしました。
政策の話に入り、「チャレンジドを納税者に」という活動を自身がライフワークとして取り組んでいることについて話しました。いわゆる障害のある方は今までハンディキャップドと言われていたが、これは帽子(キャップ)を手(ハンド)に持って物乞いするという意味で、今は使われません。今のアメリカでは「神様によって挑戦する機会を与えられた選ばれた人たち」という意味で、公式に「チャレンジド」と呼ばれています。障害を持っていても、働く意欲のある人には、働く場を提供して、納税者になって誇りを持って生きてもらうべきで、そのために、年金を差し上げるより予算がかかってもかまわないという思いで、自身も和歌山で挑戦中の友人を手伝っているということを熱く語りました。
最後に映画「男たちの大和」の感想から、「幸せな日常生活から人の命を奪ってしまう戦争は、絶対してはいけない」との思いを語りました。「天は自ら助くるものを助く」という自身の座右の銘を紹介していただいて、約1時間がとても短く感じられる生放送は終了しました。
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